通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

光電子増倍管
辞書:科学用語の基礎知識 天文学・機材編 (UASTE)
読み:こうでんしぞうばいかん
外語:PMT: Photomultiplier tubes
品詞:名詞

光センサーの一つ。業界人は「フォトマル」などと略して呼ぶこともある。

目次
概要

入力された光が陰極にあたると電子が放出される。それを電場で加速してダイノードに当てると、多数の電子(通常1個の電子に対して4個程度の電子)が飛び出す。それを更に何度もダイノードに当てると、最後には元の百万倍にもなる。

このようにして、僅かな光を増幅し、電気信号にする。

特徴

天文観測などでも銀塩写真などより桁違いに精度・感度が高いため利用されている。但し写真と違って広い範囲では使えないという欠点がある。

具体的には、入力をチェレンコフ光に対応するように設定しておいて、水槽中にこの光電子増倍管を並べて使う事になる。例としてはスーパーカミオカンデの光センサーなどがあげられる。

リンク
関連する用語
ダイノード
スーパーカミオカンデ

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic