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AC6600V |
辞書:科学用語の基礎知識 電力編 (NPOW) |
読み:エイスィーろくせんろっぴゃくボルト |
外語:AC6600V |
品詞:名詞 |
三相交流6600V。日本で使われている高圧線(高圧配電線)の公称電圧。
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概要 |
6,600Vという電圧は比較的広く知られているが、この電圧は線間電圧であり、3本のうち異なる2本を選んでその電位差を測ると6,600Vであることを意味する。
この電線は通常は非接地であるが、地絡事故などが生じた際の中性点に対する電位差は、その√3倍であるので約11,431Vとなる。
特徴 |
6,000Vや7,000Vではなく6,600Vというのは明らかに中途半端である。
元々は6,000V程度を供給する前提として、しかし当時の技術力では損失で電圧降下が生じてしまう。そこで、損失を考慮して10%増しで送出し、これを公称電圧としたことが始まりである。
現在では技術も上がり、実際の供給先で10%も電圧低下することは殆どないが、公称電圧はキリの良い数字から1割増しとするのが現在でも据え置かれている。
なお、公称電圧6600Vの場合、本来の電圧の15%増し、つまり1.15/1.1倍=6900Vを最高電圧とし、これを越えて配電されないように調整されている。これは、7000Vを超えると特別高圧線となってしまうことも理由の一つである。
リンク |
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