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PCP
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM)
読み:ピースィーピー
外語:PCP: Phencyclidine
品詞:名詞

フェンサイクリジン系全身麻酔薬。

目次
物質の情報

フリーベースと、塩酸塩や臭化水素酸塩などがある。

フリーベース

分子式C17H25N。化学名1-(1-phenylcyclohexyl) piperidine。CAS番号77-10-1。

塩酸塩

分子式C17H25N。化学名1-(1-phenylcyclohexyl) piperidine hydrochloride。CAS番号956-90-1。

PCP
PCP

物質の特徴

元々は全身麻酔薬として作られたが、後に副作用がある事が分かったため動物専用になり、1978(昭和53)年には全面使用禁止となった。

強力な意識錯乱などの副作用があり、狂人になってしまう。

非合法用途

麻薬幻覚剤として、次のような俗称がある。

錠剤やカプセルは経口投与する。

また、クサ(マリフアナ)との喫煙も行なわれる。PCPを含むマリフアナ煙草を「ダスター」や「キラージョイント」という。コカインとの混物は「ファイヤーボール」と呼ばれる。

効能

知覚分離や幻覚などの効果がある。

規制区分
リンク
関連する用語
幻覚剤
麻薬
ケタミン
ファイヤーボール

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