VSWR |
辞書:科学用語の基礎知識 電子用語編 (NELECY) |
読み:ヴィーエスダブリューアー |
外語:VSWR: Voltage Standing Wave Ratio |
品詞:名詞 |
機器内を高周波信号が通過するときに信号の一部が回路上で反射されてしまう度合い。この値が1の時は全く反射のない理想的な状態であり、反射が大きいほど数値が大きくなり信号ロスなどが大きいことを示している。高周波信号を扱う機器にはこの数値ができる限り低いことが要求される。アンテナなどではVSWR値が1.5以下(反射電力が4%以下)辺りが一つの目安とされている。
定在波とは反射した波と元の波が干渉して節や腹は変わらず振幅のみが変化する波のことであり、この振幅の大きさによって反射の状態(インピーダンス:抵抗値)を知ることができる。例えばケーブルとアンテナとのインピーダンスのマッチングの度合いがVSWRで示される。
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