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comctl32.dll
辞書:電算用語の基礎知識 計算機内部固件編 (TCAPI)
読み:コムスィーティーエルさんじゅうに-ドット-ディーエルエル
外語:comctl32.dll
品詞:名詞

Microsoft Windowsコモンコントロールを提供するためのダイナミックリンクライブラリ。Windows 95以降、およびWindows NT 3.51以降から導入された。

目次
特徴
バージョン

comctl32.dllのバージョンはInternet Explorerのバージョンに強く依存し、バージョンが高いほど対応するコントロールが増える。

バージョンは具体的には、次のように対応している。

4.00
Windows 95/NT 4.0環境
4.70
Internet Explorer 3環境
4.71
Internet Explorer 4.0環境
4.72
Internet Explorer 4.01環境またはWindows 98
5.80
Internet Explorer 5環境
5.81
Windows 2000環境
6.0
Windows XP環境
新旧機能差

初期化関数

例えば、初期化関数は新旧二種類がある。

旧式のInitCommonControlsは全バージョンで利用できるが、使用しないコントロールも全てロードされるため、メモリーが無駄になる。

対してInitCommonControlsExは指定したもののみをロードするのでメモリーと初期化時間が節約になるが、バージョン4.70以降(IE3以降)が必要である。


Windows XP

Windows XP環境ではcomctl32.dllはバージョン5と6の二種類が登録されていて、アプリケーションに対応するmanifestファイルの有無により切り替わる。

プログラミング

プログラミングに於いては、コモンコントロールからの通知メッセージはウィンドウクラスで登録したコールバック関数に、WM_NOTIFYメッセージとして送られることが多い。

機能

具体的には次のような機能を提供する。

バージョン4.00以降

次のコントロールが、Windows 95以降における基本的なコントロールである。

バージョン4.70以降

Internet Explorer 3で、次のコントロールが追加された。

バージョン4.71以降

Internet Explorer 4.0で、次のコントロールが追加された。

また、バージョン4.71以降ではタブコントロールでフラットボタンが使えたり等、上位バージョンではスタイルの拡張なども行なわれている。

リンク
ソフトウェアの稼働環境
Microsoft Windows
関連する技術用語
コモンコントロール
提供される機能
ツールバー

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