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シーザー暗号
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術安全編 (CTSEC)
読み:シーザーあんごう
品詞:名詞

記録に残る世界最古の暗号。古代ローマのGaius Julius Caesar(ガイウス・ユリウス・カエサル)が用いた。カエサル(シーザー)はユリウス暦の発案でも有名である。

目次
概要

各文字をn文字分ずらすことによって暗号文とする。

当のカエサルはn=3で暗号化していた。例えば3文字ずらすとA→D、B→E、…、W→A、X→B、Z→Cとなり、「ROME」を暗号化すると「URPH」となる。

鍵空間が言語の文字数と同じであり、簡単に解読されてしまうが、当時はこれでも十分だった。

暗号ではなく、同様のルールによる言葉遊びとして、IBM→HAL、VMS→WNT(Windows NTの略)、などという一部に有名な例もある。

技術

n=3のシーザー暗号をUNIXのシェルから行なう方法を以下に例示する。

暗号

% echo ROME | tr A-Z D-ZA-C

URPH

復号

% echo URPH | tr D-ZA-C A-Z

ROME

リンク
用語の所属
暗号
関連する用語
IBM
VMS
Microsoft Windows NT

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