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直接拡散
辞書:通信用語の基礎知識 無線技術用語編 (WCYOGO)
読み:ちょくせつかくさん
外語:DS: Direct Spread
品詞:さ変名詞

元の信号に対して、疑似雑音符号(PN: Pseudo Noise)と呼ばれる一定の周期で繰り返されるランダムな符号列をかけ算することで、信号を広い帯域に拡散させる通信方式。

目次
概要

かけ算するものが単なる雑音であっては元の情報が拾えなくなるが、この符号列は一定周期で繰り返しているため、同じ符号を用意することで復号が可能になる。

言い替えれば、同じ符号が無ければ復号できないということであり、しかも信号は複数の波長に分散しているため、非常に傍受されにくい秘匿性を持った通信が実現できる。

特徴

例えばGPSの場合、一般公開用低精度サービスSPS(Standard Positioning Service)と、軍事用の高精度なPPS(Precise Positioning Service)の信号が、スペクトラム拡散方式で変調されて送信されている。このうちPPSは非公開の非常に長い周期の疑似雑音符号により変調されているため、疑似雑音符号を持たない米軍以外は事実上使用できない。

スペクトラム拡散と組み合わせたものをDSSSという。ディジタル携帯電話や無線LANなどで使われている。

リンク
関連する用語
DSSS
スペクトラム拡散
GPS
周波数ホッピング

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