音声周波数帯域 |
辞書:通信用語の基礎知識 固定電話技術編 (WTELFT) |
読み:おんせいしゅうはすうたいいき |
品詞:名詞 |
音声伝送に使う周波数の幅。電話では0.3〜3.4kHzのことをいう。
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概要 |
アナログであれば、家からNTT地域会社の交換局までは1本の電話回線だが、そこから他の交換局までは複数の通信を1本の通信線で多重化することになる。
効率化するためには、1回線分の周波数の幅は、極力狭い方が良い。そこで、電話の音声周波数帯域は0.3〜3.4kHzとなった。
特徴 |
人間の声は、その主成分はおおむね0.2〜4kHzの周波数範囲にあるとされている。
中間周波数はおおむね1kHz前後とされており、この前後の周波数をある程度網羅できれば、その全ての周波数を網羅せずとも音声を見分ける(聞き分ける)ことが可能な音質が実現できる。
0.3〜3.4KHzの範囲があれば、充分意思疎通が可能であるという経験から、この周波数帯域が決定された。これは、長年の使用実績でも、適正だったことが充分証明されている。
リンク |
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