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DMD
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術用語編 (CTYOGO)
読み:ディーエムディー
外語:DMD: Differential Mode Delay
品詞:名詞

マルチモードファイバーにおいて発生してしまう、望ましくない現象の一つ。

目次
概要

マルチモードの光ファイバーは、屈折率の精度が悪いとレーザー光が真っ直ぐ入射されたときに複数の伝播路が出来てしまい、信号が受信側に届くのに時間差が出来る場合がある。

この時に発生する時間差のことをDMDという。異モード遅延ともいう。

マルチモードファイバーで常にDMDが問題になるというわけではなく、製造時に精度が悪かったものだけがDMDを生ずる。

特徴

インコヒーレント光源であれば、異なる波長の光によってDMDの影響が消え、問題にならない。

また、コヒーレント光源であっても、1000BASE-SXではケーブル長が短く、また波長も短いため、DMDが問題になることはない。

現状では1000BASE-LXマルチモードファイバーを用いたときのみ問題となるが、モードコンディショニングパッチケーブルを用いるとその問題を回避することができる。

リンク
関連する用語
マルチモードファイバー
光ファイバー
1000BASE-SX
1000BASE-LX
モードコンディショニングパッチケーブル

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