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NFS
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術応用編 (CTAPL)
読み:エンエフエス
外語:NFS: Network File System
品詞:名詞

ネットワーク経由でのファイル共有を実現する分散ファイルシステム。及びこのシステムで用いる通信プロトコル

目次
概要

1985(昭和60)年にリリースされた後、大々的に普及したネットワークファイルシステムである。

成功の理由は、Sun MicrosystemsらしくNFSの通信プロトコルパブリックドメインとした点と、実装を安価に提供したためだと言われている。

特徴

プロトコル自体はとてもシンプルなため、MS-DOSMac OS 7.x用のNFSなども存在する。

現在ではNFSバージョン4となり様々な拡張が行なわれているが、シンプルなプロトコルという初期からのコンセプトは変化していない。但し大部分をUDPで処理し、また多くのポートを使用する仕様から、セキュリティ観念的に問題があるとされている。

バージョン
NFSバージョン2(NFSv2)
古いバージョンだが、広く対応されている。
NFSバージョン3(NFSv3)
可変サイズのファイル処理、エラー報告機能の拡張などが施された。
但し、NFSv2との互換性は完全ではない。
NFSバージョン4(NFSv4)
Kerberos認証機能に対応し、セキュリティを向上させた。
リンク
用語の所属
ファイルシステム
通信プロトコル
パブリックドメイン
使われているシステム
SunOS
System V
MS-DOS
Mac OS
関連する用語
Sun Microsystems
ネットワーク
ファイルサーバー
ONC (Sun)

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