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RLO
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術文字用語編 (CTCHRY)
読み:アーエルオウ
外語:RLO: RIGHT-TO-LEFT OVERRIDE
品詞:名詞

Unicodeの文字集合にある制御文字の一つで、文字の流れを右から左の向きに変えるためのもの。

目次
文字コード
文字集合
符号
概要

英語や現在の日本語などは、横書きの際、左から右に向けて記述される。

これに対してアラビア語やヘブライ語などは、右から左に向けて記述する。このような言語のために用意されている制御文字である。

ISO/IEC 8859のうち、アラビア語用のISO/IEC 8859-6には無いが、ヘブライ語用のISO/IEC 8859-8にはRLOが用意されている。

偽装

実装により、英字などでもRLOで逆に表示される。これを悪用したファイル名の偽装が相次ぎ、問題となった。

例えば「X[RLO]txt.exe」というファイル名があったとすると、「txt.exe」の部分が逆に表示され「exe.txt」となる。結果、「Xexe.txt」となり、本当はEXEファイルであるにもかかわらず、txtファイルであるかのように見えてしまう。

ファイル名にRLOが入ったファイルに実行許可を与えないなどの対策が必要である。

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用語の所属
Unicode
制御コード
関連する用語
LRO

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