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SET
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術安全編 (CTSEC)
読み:エスイーティー
外語:SET: Secure Electronic Translaton
品詞:名詞

かつてのSSL(現在のTLS)の暗号化プロトコルの問題点を改善するために、クレジットカード会社などにより策定された暗号化通信プロトコル。

目次
概要

SSL/TLSと同様に、暗号化により、なりすまし改竄の防止、公開鍵を使った電子署名による認証などの機能を実現する。

SSL/TLSとの大きな違いは、暗号化されたデータを復号する場所である。

特徴

SSL/TLSは、復号を受信したWebサーバーが行なっていたため、そこからカード会社までの経路で情報の漏出の危険があった。

SETではWebサーバーではなくカード会社に届いてから、そのカード会社のサーバーで暗号が復号される。これによりカード番号はカード会社にのみ渡り、ショッピングモール等の中途のサーバーには渡らないため、SSL/TLS以上の安全性が確保できる。

SETは加盟店・認証機関・加盟店管理会社など、複数の中間ルートを経由するため、それぞれの場所での情報流出の危険性も指摘されている。

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関連する用語
TLS
公開鍵暗号方式
電子署名
Webサーバー
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