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URN
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術識別子編 (CTURI)
読み:ユーアーエン
外語:URN: Uniform Resource Name
品詞:名詞

URIとして規定されるリソースの表現仕様のサブセット。URLは特定の「場所」を指すのに対し、URNは場所は問わずに「物」そのものを一意的に識別する名前を与える。

構文はRFC 2141で標準化され、名前空間定義メカニズムはRFC 3406BCPになっている。

目次
概要

具体的には、現在一般的なURN的な存在としてはISBNがある。

ISBN誕生当時にURNなどという用語は存在していなかったが、思想的にはこのようなものや、アメリカの社会保障番号、日本の住民票コードなどがある。

書式
構文

URNは「urn:」から書きはじめる。

urn:{NID}:{NSS}

urn:部分はURIスキームになるが、続く:まででURNの名前空間を指定する。この名前空間名を名前空間識別子(NID: Namespace ID)という。

続くNSSは、名前空間特有文字列(Namespace Specific String)であり、NIDごとに必要な情報が書かれる場所となる。

例えば、ISBN(本)なら「urn:isbn:978-4-88380-478-8」、RFCなら「urn:ietf:rfc:2141」といった使い方となる(番号は架空)。

NID

RFC 3406によると、NIDは次のものがある。なお記述は正規表現である。

x-{NID}実験用
urn混乱防止のため使用禁止
urn-[0-9]+非公式な割り当てNID。IANAが非公式として公式に割り当てたもの
{CC}-{NID}CCはISO 3166国名コード。国ごとの利用のため予約される。
{NID}その他の登録された公式NID
公式NID

一覧はIANAのサイトで公開されている


公式なURN名前空間

定義されているNIDには、次のようなものがある。


非公式URN名前空間
リンク
用語の所属
URI
関連する用語
リソース
URL
ISBN

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