前置分周器。汎用的なICでは動作不可能なほど高い周波数でPLL回路を構成する場合や、周波数を計測する際に使用するもので、カウンタによる分周作用を利用して次段への入力周波数を整数分の1に下げるもの。数百MHz以上の領域では、論理回路としては最も高速動作が可能なECLのリプルカウンタ(非同期動作)が用いられる。
この種の超高速カウンタICは最高ばかりでなく、最低動作周波数も制限されているのが普通である。これは、低周波、即ちゆっくり変化する可能性のある信号では、スレッショルド・レベルを通過する際に、ノイズやジッタによる多重カウントを行なってしまうからである。勿論、シュミット・トリガにより整形するなどした、立ち上がりの急峻な信号であればDC付近からでも正しく動作する。