Microsoftの開発した、GUI採用のオペレーティングシステム(OS)の商品名。Windows 3.1/95とは異なり、こちらは最初から完全なマルチタスク・マルチユーザのOSとして設計された。
Intel 80x86版のほか、IBM/MotorolaのPowerPC版、Digital EquipmentのAlpha版、MIPSのR4x00版がある。しかしマーケットの都合上、R4x00版とPowerPC版、Alpha版はNT4.0で打ち切られ、以降のサポートはなくなった。
製品にはServer版とWorkstation版の二種類がある。Workstation版でも簡単なサーバ機能は持っているが、本格的なNTネットワークサーバを構築するにはServer版が必要になる。またWorkstation版とServer版では動作速度(パフォーマンス)が異なっているが、Microsoftはこれを両者の中身が異なるため$800の価格差が反映されていると主張している。しかし実はレジストリを数個(3.51では1個、4.0では2個)いじるだけでWorkstation版がServer版に変わり、改変版WorkstationはServerと同パフォーマンスを発揮することができる。つまり、Workstation版とServer版は、OS自体のプログラムには1ビットも違いがなく(添付されるDLL等には若干の違いがある)、レジストリを確認して変身するように作られている。そのため、"Workstationはサイドブレーキを引いたNT" などと呼ばれる。
このような事をするのは、Server版にはIISなどのインターネット関連のソフトが添付されており、これが対抗企業に対する商売上の圧力になるためで、表向き公平な商売をしているように見せかけながら、実は出来るだけServer版を購入して欲しいというMicrosoftの思惑が潜んでいる。単純にServer版だけにしないのは、この行為が独占禁止法に抵触するということがMicrosoft自身にも分かっているからである。
NTの名の語源は、MicrosoftがライバルとしたOSであるVMSを超えるものとして1文字ずつずらし(V→W、M→N、S→T)、WNT、つまりWindows NTとし、このNTに適当にNew Technologyとあてたのが始まりであったとされる。しかし異説もあって、Windows NTは本来Intel i860用のOSで、"N10" と呼ばれるエミュレータ上で開発されていた。NTはこの "N-Ten" から付けられた、といわれる。
コラム Windows NT のソースコード行数(単位: 百万行) Windows NT 3.1 6 Windows NT 3.5 8 Windows NT 3.51 10 Windows NT 4.0 16 Windows NT 5.0β1 27 Windows 2000 (5.0) 35以上