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SOS

辞書:通信用語の基礎知識 無線・アマチュア編 (WAHAM)
読み:エスオウエス
外語:SOS 英語
品詞:名詞
2004/01/01 作成
2010/06/17 更新

無線における救難信号。電信(CW)では、「••• ― ― ― •••」。

由来

これは、モールス符号で打ちやすく聞き取りやすい文字だったSとOを並べて作られた符号で、「SOS」という単語自体に何か意味があるわけではない。

当初は、CQDという符号が使われていた。CQは不特定の無線局を呼び出すための略符号、Dは「遭難」(distress)を意味した。実際には次のようになる。

― • ― • ― ― • ― ― ••

しかし、これは覚えにくい。遭難時の救難を求める符号には不適と考えられた。

無線を心得ぬ素人でも、覚えやすく打ちやすい符号として「SOS」が選ばれ、1908(明治41)年に批准された。

意味

SOSという語は偶然の産物であり、それ自身には意味がない。

次のような語源があると実しやかに語られることもあるが、それは俗説であり、事実とは異なる。

  • Save Our Ship (我々の船を救え)
  • Save Our Soules (我々の命を救え)

符号

実際には次のようになる。

••• ― ― ― •••

•••がS、― ― ―がOである。そして実際の英字としてのS、O、Sと区別するため、本来なら文字間に•ひとつ分の間を開けるところ、間を詰めて連続して打電することになっている。

つまり、••• ― ― ― •••で一つの符号である。

初めてのSOS

当時はCQDとSOSが併用されていた。

一説では、SOSが初めて打電されたのは1912(大正元)年のタイタニック号であったとする。

但しこれはマルコーニ無線機を使っての初の発信であり、実際には1909(明治42)年にスラボニア号(Slavonia)から発信されたのが初であったとされている。

テレビ放送

かつて、日本のアイドルグループのピンク・レディーが歌う「S・O・S」という曲が存在した。

この曲は、曲の冒頭にモールス符号のSOSがあった。従ってこれを放送として電波に流してしまうと救難信号扱いとなってしまい問題であったため、この曲の冒頭は放送することが出来なかった。

廃止

1999(平成11)年、モールス符号による遭難信号発信が廃止された。

現在は船舶の交信などもディジタル化されており、救難信号はGMDSSと呼ばれる無線機で発信されるようになっている。

かくして日本でも電波法が改正されSOSの発信が自由になった。上に紹介したピンク・レディーの曲もフルに流しても法律上は問題なくなったが、現在でも自粛される傾向にあるようである。

関連する用語
モールス符号

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