キヤノンのEOS Mシリーズ専用のレンズ群のこと。専用のEF-Mマウントが採用されている。
EF-Mレンズは、ミラーレスのEOS Mシリーズ用に作られた小型のレンズである。
光学系の機構が一眼レフカメラとは全く違い、またカメラ自体の小型化も目指されたらしく、従来のEFレンズとマウントの互換性を捨てる決断がなされた。代わりに、マウントアダプターが同時発売となっている。
EF-Mの「M」は、EOS Mの「M」と同じく「ミニ」や「モビリティ」を意味するものと思われるが定かではない。
APS-Cサイズの撮像素子は35mmのそれよりも小型であるので、それに合わせてイメージサークルが小型になるように設計されている点は、従来のEF-Sレンズと同様である。
EF-Sと同様にコンパクトな光学系と高画質化の両立を実現しただけでなく、ミラーレス化によってクイックリターンミラーが不要になるためフランジバックはEFマウントの44mmから18mmに短縮された。
マウント外形は65mmから58mmに小型化された。マウント内径は発表されていないが、外径から10mm前後小さいものと思われる。
マウントは従来のEFマウントと異なるが、構造は3本爪のバヨネットマウント、完全電子制御方式、などの特徴はEFマウントと同じである。
2012(平成24)年7月現在の現行純正製品(この時点での発売予定も含む)は次のとおり。質量と希望小売価格(全て税別)を併記する。
他のレンズメーカー等がEF-Mマウントのレンズを製造、販売するかは、現時点では定かではない。
- EF-M22mm F2 STM (105g、\30,000)
- EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM (220g、\50,000)
- EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM (210g、\35,000)
関連するリンク
http://cweb.canon.jp/ef/lineup/ef-m/
用語の所属

EF
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