硫黄列島を構成する島の一つで、無人島。
東京の南海洋上約1,300kmにある。
一般情報
- 地域: 硫黄列島
- 位置
: 北緯24°14′、東経141°28′
- 面積: 約3.5km2
- 人口: 0人(無人島)
通信
無人島なので、郵便は届かず、電話も無い。
島は、東京都小笠原支庁管内小笠原村に属している。
- 1972(昭和47)年: 島全体が天然記念物に指定される
- 1975(昭和50)年: 島全体が原生自然環境保全地域に指定される
- 2007(平成19)年6月18日: 国土地理院、呼称を「みなみいおうじま」から「みなみいおうとう」に変更したと発表
上陸方法
沿岸は断崖絶壁、標高916mの円錐状の火山島であり、船での上陸はほぼ不可能である。
辛うじてヘリコプターが着陸できる程度の平地はあるが、とても人間の住めるような島ではない。
故に人為の影響を殆ど受けていない手付かずの自然が残された、日本では数少ない秘境の一つである。
最高峰
標高916mは東京都内の島嶼部では最高峰である。
しかしその「山」には特別な名前はないらしい。なぜか。それは、島の写真
を見れば納得する。島そのものが山であり、山が島だからである。
この島の最寄りに、次のような島がある。
道路
島内に道路はない。
道の駅
島内に道の駅はない。
鉄道
島内に鉄道はない。
飛行場
島内に飛行場はない。
上陸自体が困難だが、仮に何かの海難事故等で島に漂流したとしても、険しい絶壁であり淡水が無いことから、定住は困難である。
近隣の硫黄島や北硫黄島には戦前には居住者がいたが、定住困難な南硫黄島は古くから無人島であり、このため自然が残されている。
この島は、日本では数少ない、核兵器開発の際の実験候補地の一つでもある。
硫黄島に自衛隊基地があるので、最有力候補である。
関連するリンク
南硫黄島 : 硫黄島 | 小笠原村
南硫黄島について
用語の所属

東京都

小笠原諸島

小笠原支庁

小笠原村
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