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バイパスコンデンサー
辞書:科学用語の基礎知識 電子部品編 (NELECP)
読み:バイパス-コンデンサー
外語:bypass capacitor
品詞:名詞

電子回路で、電源ラインの直流電圧が変動することを抑制するため、電源ラインとGNDとの間に挿入されるコンデンサー。通称は、真ん中4字を取って「パスコン」。

目次
概要

コンデンサーは、直流を通さず交流のみを通す特徴がある。

これを電源ラインGNDとの間に挿入すると、直流には影響がないが、高周波的に導通する経路が作られるため、電源ラインに生じた高周波ノイズをGNDに逃がすことができる。

このためノイズ対策などに使用されるほか、ICの電源端子に最短で接続するのが動作の安定のためにも重要となっている。

特徴

ディジタル回路の場合には静電気(ESD)や輻射ノイズ、誤動作防止のために、アナログ回路では動作の安定のために必須となる。

特に三端子レギュレーターオペアンプなどの高利得増幅回路を内蔵しているものでは、パスコン無しでは発振などを生じて性能を発揮できない。

またノイズ除去の目的に使用する場合は、抵抗器などと組み合わせて(もしくは回路やプリント基板などの配線抵抗を利用して)用いるのが常道である。

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用語の所属
コンデンサー
関連する用語
三端子レギュレーター
オペアンプ
IC (集積回路)
プリント基板

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