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フロン
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・溶媒溶剤編 (NSUBNS)
読み:フロン
外語:CFC: chlorofluorocarbon
品詞:名詞

炭素塩素弗素からなる化合物の一般名称。フロンは成層圏で太陽光を受け分解されるが、その塩素がオゾン分子を破壊し、オゾン層破壊の原因となっている。

エアコンや冷蔵庫などの冷媒、半導体などの洗浄剤、エアゾール製品の噴射剤、ウレタンフォームの発泡助剤などとして利用されており、フロンの利用が廃止された現在でも、製品として世に広く残っている。

フロン自体の毒性は弱いが、空気より遥かに重いため、密閉空間では下層から充満して酸欠を引き起こす。爆発等はしないが、フロンは無味無臭なので、気付きにくい。

フロンは複数の組成があるため、組成に応じたフロン番号を付けて呼ぶ。これは世界共通である。番号は2〜3桁で、順にC-1、H+1、Fである。頭が0の場合(Cが1個の時)は0を略す。なお、HFC系混合冷媒は400番台、共沸混合物は500番台、有機化合物は600番台、無機化合物は700番台という例外がある。

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代替フロン
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