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マントル
辞書:科学用語の基礎知識 地質学編 (NGEO)
読み:マントル
品詞:名詞

惑星衛星の内部構造であり、地殻より内側で、核より外側の層。

目次
概要

地球の場合、核は金属であるが、マントルは岩石からなる。一番外側となる地殻も岩石からなってはいるが、マントルとは組成が異なるため区別される。

地球以外の天体でも、それぞれの分類ごとに似たような構造を持っていると推定されている。

ただし、天王星型惑星の構造で氷からなるマントルは、あまりマントルとは呼ばれていない。

特徴
地球のマントル

地球の地殻の下にはマントルがある。この層は、主に橄欖岩からなる。

厚さは2,900km程度で、地球半径の45%、地球体積の80%を占める。

最深部では、圧力は140GPa、温度は3,000K程度である。

マントルというと、溶けて液状になったものという印象が強いが、実際はそうではなく、普通の岩である。ただし、超高温の核からの熱によりゆっくりとした速度で対流をしている。核に近い方が対流速度が速いが、マントルはこの対流速度によって三層に分けられる。

マントルが高温でありながら固体の岩であるのは、その圧力のためである。火山から吹き出す液体のマグマもマントルであるが、これは温度が保持されたまま圧力だけが下がるため、液状化するのである。

リンク
用語の所属
惑星

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