通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

洪魚鱠
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD)
読み:ホンオフェ
外語:<HONG><EO><HOE>
品詞:名詞

朝鮮料理の一つで、雁木〓(ガンギエイ)の刺身(鱠、<HOE>)のこと。

目次
概要

洪魚鱠(以下、ホンオフェ)とはエイの刺身を表わす。

全羅南道を中心として食べられているものは「発酵させたエイ」の刺身で、これは全羅南道の港町 木浦の郷土料理とされる。

特徴

ホンオフェは、ホンオを藁などと共に重ねるように積み、そして数日漬け込んだ驢ア酵食品である。

驢ア酵によりアンモニアが発生する。このためホンオフェは強烈なアンモニア臭を発し、口に含むとそのアンモニアが鼻に突き抜ける。アンモニアの刺激の中で濁酒を飲み流し込むのが通とされ、この食べ方をホンタク(洪濁、<HONG><THAK>)と言う。

また、ホンオフェ、茹でた豚肉キムチを一緒に食べる料理があり、これをサマプ(三合、<SAM><HAP>)という。

なお、日本では食品衛生法の問題があり、アンモニア含有物を食品として販売出来ず、作ることも輸入することもできないとされる。従って大久保など全国に点在する朝鮮部落(コリアタウン)の朝鮮料理屋に出かけても、残念ながらこれを食することはできないようである。

リンク
関連する用語
発酵食品
洪濁
スケキヨ丼

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic