地球の地質時代のうち、中生代の最後の紀。
約1億4500万年前から約6600万年前までの間とされる。
この地層はヨーロッパ西部に広く見られ、イギリスのドーバー海峡の海崖に見られる白いチョークにちなみ付けられた。
古い時代から順に、多くの期に分けられ、前期・後期で分類される。
- 前期 (1億4500万年前〜約1億5万年前)
- ペリアシアン (約1億4500万年前〜約1億3980万年前)
- バランギニアン (約1億3980万年前〜約1億3290万年前)
- オーテリビアン (約1億3290万年前〜約1億2940万年前)
- バレミアン (約1億2940万年前〜約1億2500万年前)
- アプチアン (約1億2500万年前〜約1億1300万年前)
- アルビアン (約1億1300万年前〜約1億50万年前)
- 後期 (約1億5万年前〜約6600万年前)
- セノマニアン (約1億50万年前〜約9390万年前)
- チューロニアン (約9390万年前〜約8980万年前)
- コニアシアン (約8980万年前〜約8630万年前)
- サントニアン (約8630万年前〜約8360万年前)
- カンパニアン (約8360万年前〜約7210万年前)
- マーストリヒチアン (約7210万年前〜約6600万年前)
この時代は地球の動きが活発化し、火山活動が増えた。これに伴い南のゴンドワナ大陸が移動、分裂し世界に散らばった。
気候は少し寒冷化する。大きすぎる恐竜は多少減るが、相変わらず恐竜は繁栄を続けた。有名なティラノサウルス、イグアノドン、トリケラトプスなどが繁栄したのはこの頃である。
この頃の哺乳類は鼠のような小型のものであったが、徐々に猿風のものも現われた。
陸上植物は白亜紀後期に大きな変異があり、「花」が登場した。この被子植物の離弁花類から、後に単子葉植物と合弁花類が分岐することになる。
白亜紀末には、それまで大繁栄していた大型爬虫類やアンモナイトなどが突如、しかも根こそぎ絶滅した。
その理由については様々な説が考えられているが、大型の隕石によるものではないか、という説が現状有力である。
こうして中生代は終わり、次の新生代が幕を開けることになる。
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用語の所属

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