通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

羊羹
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD)
読み:ようかん
品詞:名詞

餡子を使った代表的な和菓子の一つ。

目次
概要

古くは蒸して作る蒸し羊羹であったが、室町時代の後期から寒天を加えて練る練り羊羹が登場した。

現在では練り羊羹が主に食べられている。

特徴

夏目漱石の「草枕」の中にも

余はすべての菓子のうちでもっとも羊羹が好(すき)だ。別段食いたくはないが、あの肌合が滑(なめ)らかに、緻密に、しかも半透明に光線を受ける具合は、どう見ても一個の美術品だ。ことに青味を帯びた煉上(ねりあ)げ方は、玉(ぎょく)と蝋石(ろうせき)の雑種のようで、はなはだ見て心持ちがいい。のみならず青磁の皿に盛られた青い煉羊羹は、青磁のなかから今生れたようにつやつやして、思わず手を出して撫でて見たくなる。西洋の菓子で、これほど快感を与えるものは一つもない。

などというべたぼめの記述が見られるほど、昔から日本人に愛されてきた菓子である。

リンク
分類・区分
和菓子
素材
餡子
寒天

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic