通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

I/O コントローラー・ハブ
辞書:科学用語の基礎知識 中央演算処理装置用語x86編 (IYCP86)
読み:アイオウ-コントローラー-ハブ
外語:ICH: I/O Controller Hub
品詞:名詞

Intel 810から導入された「Intel Accelerated Hub Architecture」準拠のバス構成における、周辺I/O制御用プロセッサー。いわゆるサウスブリッジである。略して「ICH」。

目次
概要

ICH以降「ハブ」という用語を広く採用したIntelは、このサウスブリッジをICH、対するノースブリッジMCH(メモリー・コントローラー・ハブ)と呼ぶようになった。

MCHは、CPU周辺の回路など重要な回路が集積された。使用するCPUに応じたものが使われるため、CPUに依存しており選択の余地は殆どない。一方、ICHは周辺回路を組み込んだものであり、機能の多少で様々な製品が用意されているほか、CPUにも殆ど依存しない利点があるため、利用者も必要に応じて選択する余地がある。

特徴
機能

対応する機能は製品や時代背景からまちまちだが、概ね、次のような機能に対応した。

インターフェイス

ICHは、MCHに接続して使われる。ICHとMCHとの接続には、専用のバスが用意され使われた。

ICH(1)〜ICH5までは、8ビット幅で266MB/秒の専用インタフェースHubLinkで接続されていた。しかし、ICH側で対応するI/Oの速度向上は目覚ましく、シリアルATAやギガビット・イーサネットなどに対応するようになると、このバスの速度は重大なボトルネックと化した。

ICH6からは、PCI Expressへの対応のためバスの高速化が避けられず、1Gbps/チャンネルのDMI(Direct Media Interface)に変更された。

製品
一覧
仕様表
名前PCIPCI ExpressATAUSBLANサウンド
本数レーン数本数
ICH2.26Ultra ATA/661.12AC'97 2.1
ICH2Ultra ATA/1004100BASE-TX
ICH42.06AC'97 2.2
ICH52.38AC'97 2.3
ICH648
ICH78
リンク
用語の所属
サウスブリッジ
関連する用語
PCIチップセット
MCH
プラットフォーム・コントローラー・ハブ

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic