SDSS J090744.99+024506.8 - 通信用語の基礎知識

超高速度星(HVS)として飛行中の恒星。HVSとしては初めて発見された。

情報

基本情報

座標(2000年分点)
- 赤経: 09h 07m 44.9924616078s (SIMBAD) [可視光]
- 赤緯: +02°45′06.876570604″ (SIMBAD) [可視光]
- 銀経: 227.3353747306991 (SIMBAD)
- 銀緯: +31.3319978363957 (SIMBAD)
所属
- 星座: うみへび座
- 階層: 局部超銀河団→局部銀河群→銀河系→SDSS J090744.99+024506.8
距離
- 赤方偏移: z=0.002776
  - 光が届くまでの時間: 約0.38億年 (z=0.002776から計算)
  - 実際の距離: 約0.38億光年 (z=0.002776から計算)

観測情報

絶対等級(M_V): (該当資料なし)
等級
- 黄色等級(V): 19.84等
- G等級(G): 19.9730±0.0080等
- u(AB)等級: 20.85±0.07等
- g(AB)等級: 19.785±0.015等
- r(AB)等級: 20.024±0.021等
- i(AB)等級: 20.23±0.03等
- z(AB)等級: 20.26±0.11等
スペクトル分類: B
視線速度(RV)=後退速度
- 831.2km/s(718.2km/cBeat)±8.9km/s(7.7km/cBeat) (SIMBAD)
- みかけの後退速度: 831.07km/s(718.0km/cBeat) (z=0.002776から計算)
- 実際の後退速度: 832.02km/s(718.9km/cBeat) (z=0.002776から計算)

主なカタログ番号

特徴

銀河系内を670km/s(578.9km/cBeat)という猛スピードで飛行しているスペクトル型Bの恒星である。銀河系の脱出速度を大きく上回っているためやがて銀河系を脱出するが、二度と戻ってくることはない。

軌道計算から、銀河中心いて座A^*から弾き飛ばされたとみられている。

元々は連星だったが、相方はいて座A^*に破壊され飲み込まれ、この星は運動エネルギーを得て加速され弾き飛ばされ現在に至ると予測されている。

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