通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

通常PC用 / 人気 更新 今日 カテ
自然科学 > 物質・粒子 > 現象
r過程
辞書:科学用語の基礎知識 素粒子・用語編 (NPARTY)
読み:アーかてい
外語:r-process
品詞:名詞

元素合成の過程の一つで、素早く(rapid)中性子捕獲をするもの。

目次
概要

通常、恒星では核融合とは別に中性子捕獲による低速(slow)な元素合成が平行して発生しており、これをs過程という。

r過程も中性子捕獲だが、s過程とは違って、高速に中性子捕獲をする。不安定な核がβ崩壊する前に次々と中性子捕獲が進むことになり、s過程とは違った原子量元素が作られる。

特徴

従来、このr過程は、超新星爆発過程での重力崩壊でなされると考えられてきた。重力崩壊では中性子の密度が高まり、かつ高温になるために中性子捕獲が加速すると説明され、超新星元素合成(Supernova nucleosynthesis)の一つとして扱われていた。

しかし後の研究により、重力崩壊の際にはニュートリノが大量に放出され、これによって弱い相互作用により中性子陽子に変化するため、r過程に必要となる中性子が不足することが判明した。

国立天文台と東京大学は銀河系周辺の銀河内の天体の調査、その元素組成を測定したところ、r過程は中性子星の合体(キロノバ)によって生じる可能性が高いことが明らかになったという。プラチナ希土類(レアアース)といった元素は、中性子星の衝突で作られたとされている。

リンク
用語の所属
元素合成
関連する用語
s過程
p過程

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04 (07-Mar-2021)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic