Android 5.0 |
辞書:電算用語の基礎知識 OS編 (PNOS) |
読み:アンドロイド-ごーてんゼロ |
外語:Android 5.0 |
品詞:商品名 |
Androidのバージョン5.0であり、12番目のリリースとなったもの。コードネームは「Lollipop」。
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概要 |
2014(平成26)年6月25日、Googleの開発者向けカンファレンス「Google I/O 2014」で「Android L Developer Preview」が発表された。
2014(平成26)年10月15日(現地時間)、同OSを搭載した初の製品2機種、モトローラ製スマートフォン「Nexus 6」と、HTC製タブレット「Nexus 9」を発表した。
2014(平成26)年11月3日(米国時間)、アップデートを配信開始した。
特徴 |
新機能 |
64ビット対応 |
CPUであるARMもARMv8から64ビットされたこと、対抗となるiOSもiOS 7から64ビット対応化したことから、Androidもこのバージョンより公式に64ビットに対応した。
64ビットAndroid自体は、IntelによりIntelの64ビットCPUを用いて非公式にAndroid 4.4(KitKat)で実現していたが、今後は公式対応となる。
但し、Androidの場合はiOSとは違ってアプリケーションは仮想マシン(DalvikやART)上で動作しているため、64ビット化でアドレス空間が広がる(4Gバイトの壁の突破)以外に顕著な違いが出るのかは定かではない。
絵文字の対応 |
Android 5.0では絵文字の対応が大幅に改良された。
日本の携帯電話機から始まった絵文字はUnicode化された。従って、携帯電話機に限らずWebアプリケーションなどでも表示できるようになったが、しかし従来のAndroidでは表示できない文字が多く、表示できるiOSと比べて大幅に劣勢となっていた。
Android 5.0ではこの点も改良され、かなりの絵文字が表示できるようになっている。例えば、国旗を表わすUnicodeの絵文字も対応した(例: 〓〓)。
また、ある日突然Unicodeに勃発した絵文字での肌色に起因する人種差別問題への対応もなされており、肌色は抜かれ、人間の代わりに黄色い細長のキャラクター(日本の一部では「進捗さん」と呼ばれている)が使われるようになった。
root化 |
Androidは登場以来より公式にはroot化を認めておらず、Android 5.0では従来利用できたrootアプリへの対策が講じられた。それでも強引にroot化すればサポートは受けられなくなるため、全ては自己責任となる。
Android 5.0では全てのデーモンがSELinux経由で起動するようになっており、仮にroot化したとしても、rootアクセスの際に必要となるSuperSUデーモン(deamonsu)はSELinuxからの制限を受ける。
この問題(?)への対応方法としては、カーネルを書き換えてSuperSUデーモンの起動を従来通りinitから実行するように戻すという方法があるが、Nexusのようにユーザーが多く、強引な方法での手法が開発されうる機種ならともかく、他の一般的なAndroid製品はカーネル書き換え自体が困難なことが多い。
Nexusの場合、例えばNexus 7 [2013]ではリカバリーモードからファイルを書き込むという従来のroot化手法と同様の方法でのroot化に成功している。
補足 |
一覧 |
APIレベル |
イースターエッグ |
技術 |
新Package |
新Interface/Class/Exception |
リンク |
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