MDLP |
辞書:電算用語の基礎知識 技術ディスク・応用編 (TTDISKA) |
読み:エムディーエルピー |
外語:MDLP: MiniDisc Long-Play Mode |
品詞:名詞 |
ミニディスクの長時間録音モード。
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概要 |
従来のATRACに代わり、ネットワーク音楽配信などで使われているATRAC3を圧縮方式に採用することで長時間録音を可能とした。
対応製品は2000(平成12)年7月から発売された。
特徴 |
圧縮率 |
2倍録音モード(LP2)と4倍録音モード(LP4)がある。ビットレートは次の通り。
LP4モードではジョイントステレオによる圧縮もかけられているため、単純に半分のビットレートのものよりは音質が良い。
モードの特徴 |
LP2モードのATRAC3はネットワーク音楽配信などで使われるATRAC3と同様の仕様であり、音質的にはやや音場感に劣るものの、従来のATRACより極端に落ちる程ではない。
LP4は大幅に音質が落ちるため、音楽用途向きではないとされ、会議録音や語学学習向けに推奨される。
なお、SPモードにはLP2モードと別にモノラル録音による2倍録音モードが従来より用意されているが、LP2およびLP4はステレオ録音モードのみである。
なぜなら、仮にLP4にモノラル録音モードを用意したとしても、ジョイントステレオ圧縮を採用しているため録音時間は倍にはならないからである。
技術 |
LP2およびLP4モードのデータは従来のSPモードのみに対応した再生機ではSPモード換算の時間(1/2および1/4)の無音として再生されるようになっており、メディア互換が図られている。
LP2/LP4データ中に212バイト毎(soundgroup)に20バイトの無音情報をダミーデータとして記録することで、通常のATRAC再生では(無音の)soundgroupとして扱われるようになっている。
なお、この互換性確保のために約1割のディスク容量の無駄が生まれており、LP2モードのビットレートがSPモードの丁度半分(146kbps)にならない原因となっている。
LP2およびLP4モードの記録には専用メディアは不要であり、従来のSPモード用メディアがそのまま利用できる。
リンク |
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