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Vim
辞書:電算用語の基礎知識 ローカルアプリ文書編 (PNAPLLT)
読み:ヴィーアイエム
外語:Vim: Vim IMproved
品詞:固有名詞

vi互換のテクストエディターとして開発された、スクリーンエディター。今やviクローンとして盤石の地位を築くに至った。

目次
情報
概要

元々は、Bram MoolenaarによりAmiga用として開発されたことに端を発する。

viクローンとしては既にelvisなどが存在していたが、Vimは人気を獲得、20年を経た今も更新が続いており、現在においては唯一まともに使えるフリーのviクローンと言える。

とにかく多機能であるため、~/.vimrc をせっせと書き換えて「余計な機能」をoffにしながら使う人も多いらしい。

特徴
現状

Vimは起動したときに「VIM - Vi IMproved」と表示される。VIMが大文字で表示されているのが特徴と言えるが、ソフトウェア自体の名前はVimであるらしい。

最近のLinuxディストリビューションでは、最初からviの代わりとしてインストールされていることもある。

FreeBSDの場合は、BSDライセンスのviクローンであるnviが標準でインストールされている。

ディレクトリ構成

Linuxのディストリビューションで、標準でVimがインストールされている場合、概ね次のような構成になる。

  1. /usr/bin 以下に、/etc/alternatives/* へのシンボリックリンクがある
    • /usr/bin/ex → /etc/alternatives/ex
    • /usr/bin/rview → /etc/alternatives/rview
    • /usr/bin/rvim → /etc/alternatives/rvim
    • /usr/bin/vi → /etc/alternatives/vi
    • /usr/bin/view → /etc/alternatives/view
    • /usr/bin/vim → /etc/alternatives/vim
    • /usr/bin/vimdiff → /etc/alternatives/vimdiff
  2. 上記 /etc/alternatives/* は、全て実体である /usr/bin/vim.basic へのシンボリックリンク
  3. また、/usr/bin/vim.tiny というコンパクト版もある

なお、ディストリビューションによっては vi のシンボリックリンク先が vim.tiny になるものもある。

リンク
関連するリンク
http://www.vim.org/
用語の所属
テクストエディター
関連する用語
vi
nvi

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