フルブラウザー |
辞書:通信用語の基礎知識 無線電話技術編 (WTELMT) |
読み:フルブラウザー |
外語:full browser |
品詞:名詞 |
携帯電話端末やPDAに搭載されているWebブラウザーのうち、パソコンのWebブラウザーとほぼ同じ機能が使えるブラウザーの事を指す。
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定義 |
何をもってフルブラウザーとするかは定義がなく、議論の余地がある。
以下の機能に対応できていれば、フルブラウザーと呼んでも異論は無いものと思われる。
経緯 |
昔 |
その昔、多くの携帯端末ではその処理速度や容量の問題から、HDMLやコンパクトHTMLまでにしか対応していなかった。
また、パソコン用のWebページを表示するとパケット代が非常にかさむなど現実的ではなかった。
邂逅 |
そのような状況下、DDIポケット(現、WILLCOM)と京セラがAirH"(現、AIR-EDGE)向けとし、「パソコン向けのWebページがそのまま見られるブラウザー」を搭載することで同意した。
DDIポケットとしては少ない公式コンテンツを補うという意味で、京セラとしてはDDIポケットのパケット定額を利用してパソコン向けのWebページが見られる携帯端末を作れるという意味で、両社の目論見が一致したと言われている。
この考えは一般市場でも受け入れられ、結果AH-K3001V(京ぽん)は日本の携帯電話市場まれに見る大ヒット製品となった。
NTTドコモによる登録商標申請 |
フルブラウザーという言葉は、どこかで自然発生したものがAH-K3001V(京ぽん)登場の際に一気に広まったものと考えられている。つまり、DDIポケットや京セラが定義した言葉ではない。
しかし、なぜか2005(平成17)年3月22日にNTTドコモが商標登録の出願を行なったことで騒動を巻き起こした。なお、商標登録は拒絶であった。
リンク |
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