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ポイズンリバース
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術中編 (CTTRAN)
読み:ポイズンリバース
外語:poison reverse
品詞:名詞

ルーティングを安定化するための方法の一つ。

目次
概要

通常時、ルーターは、あるネットワークに対してリーチャブル(到達可能)であることを他のルーターに伝える。

しかしネットワーク障害などがあった時にルーター同士がお互いに間違った情報を送り合い、結果として数秒〜数分程度の間ルーティングが不安定になることがある。

この、問題の発生と、解決方法はスプリットホライズンとほぼ同様である。特徴は、ポイズン(毒)をリバース(返却)することにある。

特徴

それを防ぐために、到達不可能であるという情報を何らかの方法で伝えるのが、ポイズンリバースの特徴である。

スプリットホライズンの場合、受け取ったルート情報は、その情報をくれた隣接ルーターに対して広告しない点に特徴があった。

ポイズンリバースは更に積極的であり、受け取ったルート情報は、その情報をくれた隣接ルーターに対してメトリック値16(到達不可能)を広告する。このように、メトリック16という毒(poison)を送り返すことが、ポイズンリバースの特徴である。

これによってネットワーク障害時のルーティングの不安定が早く収束する。

リンク
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ルーティングプロトコル
関連する用語
動的ルーティング
距離ベクトル方式
RIP (IP)
スプリットホライズン

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