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RIP (IP) |
辞書:通信用語の基礎知識 通信手順中編 (CPTRAN) |
読み:リップ |
外語:RIP: Routing Information Protocol |
品詞:名詞 |
歴史の古いルーティングプロトコルの一つ。IGPの実装の一つ。
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概要 |
現在地から宛先までのルーター数(ホップ数)を目印として最適なルートを判定する距離ベクトル方式を用いている。
AS内(の一部)の経路制御に使われる。
RFC 1058(STD 34)で規定されているが、RFC 2453(STD 56)で規定されているRIP2に移行しており、RIP(1)は歴史的プロトコルに降格している。
特徴 |
現状 |
RIPは元々ネットマスクを扱うことが出来ずCIDRに対応できなかったが、RIP2からはネットマスクを扱えるようになりCIDRにも対応している。
またRIP2からはブロードキャストではなくマルチキャストを使うようにも設定でき、無関係なホストに無駄な負荷をかけないよう工夫されている。
このようにRIP2の方が性能がよいが、RIP(1)は設定が簡単であるなど特に小規模ネットワークでメリットがあるため、古い通信プロトコルながらも使われており、IPv6用にRIPv6も存在する。
機能 |
30秒(35cBeat)ごとにルーター間でルーティング情報の交換が行なわれ、回線障害などが発生しても別のルートを利用して伝送が行なえるようにする機能を実現している。これが4回待ってもパケットが届かない場合に回線断と判断している。
ルーター間の通信には520/udpのブロードキャストが用いられる。
直接接続されたネットワークのホップカウントは1となり、ホップカウントには15までの制限がある。ホップカウント16はそのホストやネットに対して通信が出来ないことを示すために使われている。
リンク |
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