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ブロードキャスト |
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術中編 (CTTRAN) |
読み:ブロードキャスト |
外語:broadcast |
品詞:名詞 |
ネットワークで、同報通信、すなわち一対多の通信をすること。同じセグメント上にある全てのノードに対する送信を表わす。英語の原義では放送の意。
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概要 |
データリンク層のプロトコルでは、Ethernetに存在する。
ネットワーク層のプロトコルでは、IPv4ではよく使われるが、IPv6ではマルチキャストを用いるようになっているのでブロードキャストは存在しない。ATMなどでは全てのホスト宛のユニキャストになってしまうので、大変な負荷となる。
ブロードキャストを使う場合、一般には専用に用意されたアドレスが使われており、このためのアドレスを「ブロードキャストアドレス」という。
特徴 |
問題点 |
簡単に利用でき便利であるというメリットがあるが、デメリットもある。
IPのブロードキャストはEthernetのある第2層(データリンク層)で送られているため、無関係なホストでも受信され、不要と判断され即廃棄される、無駄な負荷を発生させる。
ブロードキャストが自分宛であれば良いが、ブロードキャストの殆どは自分宛ではない。このために、CPU資源などを浪費することになる。
ブロードキャストが届く範囲内をブロードキャストドメインというが、ブロードキャストドメインが大きくなればなるほど、各ノードが受信するブロードキャスト数も増加するため、非効率になる。ブロードキャストドメインは、なるべく小さくすることが理想的である。
マルチキャスト化 |
現在のインターネットコミュニティーではブロードキャストからマルチキャストへと置き換えが進んでいる。但し、Ethernet使う限りはブロードキャストが存在する。
例えばRIPがブロードキャストなのに対し、RIP2やOSPFなどの新しいプロトコルではマルチキャストも利用可能となっている。
但しRIP2では旧い機械との互換性を考えてブロードキャストで運用していることも多い。
リンク |
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