通信用語の基礎知識 全国のICカードこれひとつ 戻る

ACKパケット
辞書:通信用語の基礎知識 通信技術中編 (CTTRAN)
読み:アック-パケット
外語:ACK packet
品詞:名詞

TCPのパケットで、ACKフラグを1にしたもの。

目次
概要

TCPでは、受け取ったパケットに対して返信をする場合、そのパケットはACK番号を適切に更新した後、このビットを立てて(1にして)応答しなければならない。

受け取った合図は必ず相手に返さなければならないが、この合図は必ずしも(データサイズが0となる)合図専用のパケットである必要はない。相手に対して一般的な返信をするパケットで代用するのでも充分であり、このようなパケットが、ACK=1となるACKパケットである。

特徴
返信

TCPで通信を行なう際には、有効なACK番号がTCPヘッダーに格納されていることが求められるため、一部例外を除いて全てがACKパケットとなる。ACKを付けない、付けなくて良い例外は、次のパケットくらいしかない。

但し狭い意味では、あるパケットに対する返答のための、ACKフラグを立てたデータサイズが0であるTCPパケットをACKパケットと言う。

SYN+ACK

SYNパケットを受信した時にのみ用いる、ACKフラグと共にSYNフラグも1とした特殊なパケットをSYN+ACKという。

通信前の状態から、次のような状態遷移をもって、通信可能な状態へと遷移する。

  1. SYN
  2. SYN+ACK
  3. ACK
リンク
用語の所属
TCP
関連する用語
ACK (TCP)
SYN+ACK
URGパケット
PSHパケット
RSTパケット
SYNパケット
FINパケット

[再検索] [戻る]


通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club
KisoDic