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PWM
辞書:通信用語の基礎知識 通信手順物理層編 (CPPMD)
読み:ピーダブリューエム
外語:PWM: Pulse Width Modulation
品詞:名詞

パルス幅変調。パルスのデューティ比変化させる変調方式。

目次
概要

出力する信号強度(電気信号であれば電圧)は一定とし、パルスのデューティ比(パルス幅のHとLの比)を変化させたパルス信号を出力する。

パルス信号とはON/OFFを繰り返した電気信号などのことで、つまり、随時指定した比率で矩形波を出力するものである。

変調の一種であるが、搬送波(キャリア)に正弦波を用いていないため、普通の変調(正弦波変調)とは区別される。

特徴
電子回路

電子回路では、PWMによってモーターの回転速度を変えたり、LEDの点灯輝度を変えたりする利用法がある。

PWMの出力は、電圧は一定だが、電流を変化させることができる。

LED懐中電灯などはPWM制御で電流値を変化させ明るさを制御するものが多い。こういった製品ではLEDがミリ秒単位で点滅しているため、フリッカー(ちらつき)があり見づらさを感じることがある。PWM制御を用いず電流値を変化させ明るさを制御する製品もあり、そういったものはPWM制御ではないことを売りにしている。

楽器

楽器では、PWM音源として専用の音源ICが作られたりしたこともあった。

大昔のパソコンではBEEPを高速でON/OFFするPWMの手法でPCMを再生する処理が作られ使われたこともある。

鉄道

鉄道では、VVVFインバーター制御の場合はGTO素子やIGBT素子を使ってPWM制御をして交流モーターを回し電車を動かす。最近の日本の電車はほぼ全てこの方式を使用している。

リンク
用語の所属
変調
関連する用語
PAM

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