IPトンネリングの一つで、IPv4ネットワーク経由でカプセル化されたIPv6パケットを転送する、IPv4‐IPv6移行技術の一つ。NAT Traversalであることを特徴とする。
IPv4インターネット経由で、ユニキャストIPv6通信を実現するためのトンネリング技術の一つである。
同様の技術に「6to4」があるが、こちらはグローバルIPv4アドレスが必要で、NAT配下では利用できない。対してTeredoはNAT配下でも利用できる。
IPv6への移行テクノロジーの一つとされる。
IPv4 NATを通過させるために、IPv6パケットをIPv4のUDPメッセージに加工して送信する。
RFC 4380
(およびこれを更新したRFC 5991
)で規定されるアドレス空間である。
このRFCでは、アドレスは「2001::/32」とされている。
- 32ビット: Teredoプリフィックス (2001:0000)
- 32ビット: TeredoサーバーIPv4アドレス
- 16ビット: フラグ
- 16ビット: ポート番号
- 32ビット: クライアントIPv4アドレス
プリフィックス「2001::/32」がIANAから割り当てられる以前、Microsoftは「3ffe:831f::/32」を暫定的に利用していた。このためWindows XPなどでは、このアドレスが使われることがある。
用語の所属

IPトンネリング
関連する用語

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