ガソリンのアンチノック性を表わす数値。アンチノック性に優れた2,2,4-トリメチルペンタン(イソオクタン)をオクタン価100、非常にノッキングしやすいノルマルヘプタンをオクタン価0とし、その度合いにより値が決められる。
ガソリンは、自己着火しにくい(オクタン価が高い)ほど高温高圧下でも自己発火せず、ノッキングしにくい優れたガソリンとなる。これによってシリンダー内でより高圧縮を行なうことができるようになり、爆発時に高いエネルギーが得られるようになる。逆にオクタン価が低いとデトネーションと呼ばれる爆発不良のためにノッキングを起こし、走行が安定せず、最悪の場合にはエンジンを破損してしまう。
かつて、ガソリンの精錬技術が未熟だった時代、ガソリンのオクタン価を上げる為に四エチル鉛を添加していた。しかし鉛公害の原因となるため、後にベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素が使われるようになった。しかし芳香族炭化水素も環境負荷が高いため、近年では芳香族も使わない方向に行っているようである。
現在では、自動車で80以上、航空機では200前後のオクタン価のものを使用する。