IntelがDEC(現在はHPに買収)のStrongARMを元に開発した、組み込み向けRISCプロセッサStrongARM2(SA-2)のアーキテクチャ名。
米国時間2006(平成18)年6月27日付けで、半導体メーカーの米Marvell Technology GroupにXScaleブランドの通信・アプリケーションプロセッサ事業が買収される旨、発表された。
1999(平成11)年5月にARMv5を土台とした第2世代StrongARMアーキテクチャとして発表されたもので、2000(平成12)年8月にXScaleの名で正式発表された。
命令セットはバイナリレベルでStrongARMと互換があり、またARMv5のDSP向けSIMD命令とコードサイズ縮小用のThumb命令も搭載する。すなわちアーキテクチャとしてはARMv5TEである(TEのTはThumb命令、EはDSP拡張命令対応の意)。
正式発表時で動作クロック最大1GHz、演算性能最大1220MIPSという、従来の組み込み向けCPUの常識を大幅に凌駕する性能を持ちながら、消費電力は最大1.5W(1GHz駆動時)、最小10mW(50MHz駆動時)という、組み込み向けの中でも最小レベルの消費電力を併せ持つ(但し実際の製品は最大性能が800MHz/0.9Wに抑えられている)。
Intel初の本格的組み込み向けマイクロプロセッサとなる同プロセッサの生産体制は、それまでの組み込み向けプロセッサと異なり、x86系と同等の最新技術を投入した最新鋭工場で行なわれている。また開発体制も主流プロセッサと同等の2チーム体制を取っており、交互に新型コアの開発が行なわれているとされる。
そして2002(平成14)年に、今ひとつパッとしない通信機器向けマイクロプロセッサとして安価で高速なXScaleベースのネットワークプロセッサが発表された。2003(平成15)年に登場したIXP422採用のNTT-MEのブロードバンドルータMN8300は公称スループット最大100Mbps、FTP及びPPPoE転送時のスループット99Mbpsと、100BASE-TXの限界に迫る超高速ルータを実現させている。