NECが開発し、かつて大ヒットを飛ばしたパソコン。1982(昭和57)年発売。
CPUはμPD8086 5MHz、メモリは128Kiバイト、漢字ROM無し、外部記憶装置(8インチか5インチ2Dのフロッピーディスクドライブ又はカセットテープレコーダ)別売り、定価298,000円。
PC-8801の上位機種として開発されたマシンで、CPUが8086でありながら、PC-8801の雰囲気を残した設計がなされている点が特徴である。日本の本格的なパソコン黎明期より長きにわたり国内最高普及率を誇った銘機で、累計出荷台数が1,000万台を超えたベストセラーでもある。この "98" は "キュウハチ" または "キュッパチ" と読む。
PC-9801の個性的な特徴として、漢字ROMを搭載している点がある。またグラフィック画面とは別のテキスト画面に漢字表示が可能で、高速漢字表示やグラフィックとのインポーズも容易にこなせた。また文字ごとに色(8色まで)が変えられ、また反転・点滅・罫線などの装飾機能を持っていた。MS-DOS時代にはこの機能が大活躍することになる。
後継にマルチメディア志向の後継モデルPC-9821がある。