ATコマンド

読み:エイティーコマンド
外語:AT command: ATtention command
品詞:名詞,+規格

米ヘイズ社が自社のモデム用に用意したモデム制御用のコマンド体系。コマンドがATから始まるため、この名がある。

これと互換性を持つモデムが世界的に最も普及しており、事実上の業界標準となっている。但し、厳密に標準規格化されているわけでは無いため、基本的な部分はどんなモデムでも大抵は同じだが、細かな部分はモデムごとに違っている。

初期化の例

ATQ0E1V1

リザルトあり、コマンドエコーON、単語リザルト形式。

一般的な通信ソフトの基本的な初期化コマンドで、これが狂っていると大抵のソフトは動作しない。

例えばKTXのデフォルト設定である。

AT&F

デフォルト動作(初期出荷状態)に戻す。

何か動きが怪しければ、まずはこれが基本と言われているが、古いモデムによくある常識外れの設定が初期値になっているものは非該当。

ATX3

ダイアルトーンを検出しない。

Windows 95以降で、モデムのプロパティで「トーンを待ってからダイアルする」のチェックを外すとこれになる。チェック時はX4。

PHSみなし音声やビジネスホンでの通信では必須と言われる設定。

ATM0

スピーカー常時OFF。一般のデフォルトはM1(キャリア検出までON)である。

モバイル用ノートパソコンでは消したがる人も多く、FAQのひとつとなっている。

制御の例

ATDT116

116にトーンでダイアルする。

Tはトーン(ピポパ音)でのダイアルを意味する。パルスの場合はATDPとなる。