Pentium II
読み:ペンティアムトゥー
外語:Pentium II

 Intelの開発したIA-32プロセッサーで、PentiumPentium Proの後継製品。第六世代に属する。
目次

概要
 Pentium ProMMX Pentium双方の技術を利用して開発された。

カートリッジ
 この製品は、基本的にマイクロプロセッサーチップ単体ではなくパイプラインバーストSRAM(PB-SRAM)を使った2次キャッシュ512Kiバイトと共にドータボードに搭載されSECCなどと呼ばれる「カートリッジ」として供給される。
 このカートリッジのコネクターは二段で計242端子でマザーボードに接続され、これは「Slot1」という規格名が与えられた。カートリッジはメインボードにそびえ立つ形状であり、メインボード側の端子スペースは小さいが、空間的には余計に必要になっている。
 

MMXとキャッシュ
 Pentium Proよりも高速クロックに対応し、MMXも2基搭載された。
 またPentium Proのように2次キャッシュは内蔵せず、カートリッジの基板上に外付けする形式を取っている。そしてアクセス速度をCPUの1/2又は1/3に落とし、価格を下げている。その穴埋めとしてPentium Proで8Kiバイト+8Kiバイト(code/data)だった一次キャッシュを16Kiバイト+16Kiバイト(code/data)に増やした。わずか16Kiバイトの違いだが、これによりPentium Proのような2次キャッシュ内蔵型に匹敵する性能を発揮できている。

特徴

仕様表
項目特徴
マイクロアーキテクチャーP6マイクロアーキテクチャ
コアのクロック周波数233〜450MHz
FSBクロック66/100MHz
最大バス帯域幅 
1次命令キャッシュ16Kiバイト
1次データキャッシュ16Kiバイト
2次キャッシュ512Kiバイト
製造プロセスルール 
ダイサイズ 
集積トランジスタ数 

性能
 公表されているスペックは次のとおり。
 iCOMP Index 2.0SPECint95SPECfp95
233/66MHz 9.387.40
266/66MHz 10.708.17
300/66MHz33211.908.82
333/66MHz36613.009.55
350/100MHz38613.9011.20
400/100MHz40015.8012.40
450/100MHz48317.2012.90

プロセッサーコア

プラットフォーム

チップセット

後継
 後継は、Pentium IIIである。

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