純情系化学少女ケミカル☆リン - 通信用語の基礎知識

鏡音リンのボーカルをつけ、ネットで公開された楽曲の一つ。

作品

基本情報(音楽)

基本情報(動画)

特徴

鏡音リンを「燐」に譬え、歌詞の中に化学の要素が込められているのが特徴である。

由来

小路屋翔(ニコニコ動画登録名「おこめ」、プロデューサー名「PP(燐P)」)による作詞作曲のオリジナル曲であり、鏡音リンのボーカルが付けられてネットに公開された。

「週刊VOCALOIDランキング #41」のエンディング曲に採用されたことで知名度が高まり、注目を集めるようになった。

沿革

人気

舌足らずで幼い感じが強調された、可愛らしい歌声が人気である。

理系な歌詞にも人気がある。

説明

歌詞中の化学的要素を以下に説明する。

小さな胸に秘めた31コのドキドキ: 31=質量数 (陽子と中性子の数。燐の安定核種は一種、³¹P)
出席番号15番: 15=原子番号
カラフルな友達いっぱい: 燐には黒、紫、赤、紅、黄などの種類(同素体など)がある
恋の火花スパークして病院送り: 燐は可燃性のため、取り扱いに注意
2・8・5 まだ足りないの: 2・8・5=電子配置 (K殻=2個=1s²、L殻=8個=2s²・2p⁶、M殻=5個3s²・3p³); まだ足りない=電子がM殻にあと3個あると安定する
千年の未来まで光を運ぶよ: 燐の化学名Phosphorusはギリシャ語で「光を運ぶもの」から
3と5の間で揺れる曖昧ロジック: 燐の原子価(価標の数)は、3価と5価
自然発火しそうよ: 黄燐は空気中で自然発火する

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