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スピリット
辞書:科学用語の基礎知識 天文学人工衛星編 (USATE)
読み:スピリット
外語:Spirit
品詞:固有名詞

アメリカNASAの火星探査計画(Mars Exploration Rover Mission)で使われた無人火星探査機の一つで、ローバー1号機。「MER-A」。

目次
情報
基本情報
沿革
特徴
着陸

2004(平成16)年1月4日13:35(JST)(@232)(Ground UTC)に火星への軟着陸に成功した。

ここはかつて海だったと考えられている直径約165kmのグセフ・クレーターで、スピリットの周囲は岩石だらけだった。スピリットの台座、つまり着陸地点は、前年2月のスペースシャトルコロンビア号の事故を追悼し、コロンビア記念基地(Colombia Memorial Station)と命名された。

1997(平成9)年のパスファインダー・ソジャーナーと同様、着陸にはパラシュート、逆噴射ロケット、エアバッグが使われた。このエアバッグは、日本製の特殊繊維が使われている。機体同様パラシュートやエアバッグも滅菌されており、125℃に5時間さらされている。少しでも、地球の生物による汚染を減らそうという努力である。

撮影

パスファインダーより3倍優れた解像度で撮影された鮮明なカラー写真を地球に送信した。

到着早々、機械が不調となったが、数日後に回復した。

以降、数々の苦難が襲いかかるが、火星上を移動し様々な箇所での撮影を実施した。

最後

2009(平成21)年5月、「トロイ」(Troy)と呼ばれる場所を通過する際、車輪が柔らかい土に埋まり、身動きが取れなくなった。救出作業は実施されたが、脱出には成功しなかった。

やむを得ず、その場で静止観測を実施することにしたが、冬を迎えると、「スピリット」は「冬眠モード」に入り、2010(平成22)年3月22日の通信を最後に通信が途絶え、再び目を覚ますことがなかった。翌年、2011(平成23)年5月25日、NASAは復旧を断念、活動終了を発表した。

それでも、本来は90日間の活動予定だった探査車は約6年間も活動し、火星探査に大きな貢献をした。

名前

名前「スピリット」(気力)は、NASAと玩具会社Legoが主催した命名・作文コンテストで、10万人の中から選ばれた当時9歳の少女、小学4年生のSofi Collis(ソフィー・コリス)によって命名された。

ソフィーはシベリアの孤児院で育ち、1歳の時に養子としてアメリカに渡った。彼女の作文で、アメリカが自分にスピリット(気力)とオポチュニティー(機会)を与えてくれたことへの感謝が綴られていたことから、これが探査機の名前として採用されたのである。

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関連する用語
火星
オポチュニティー

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