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ドメイン (分類)
辞書:科学用語の基礎知識 生物学編 (BBBIO)
読み:ドメイン
外語:domain
品詞:名詞

階級による生物の分類方法の一つで、現時点で最上位に位置する分類。

目次
概要

生物はその進化の過程を反映した階層構造によって分類されるが、ホイタッカーの五界説、ウーズの六界説などは、最上位を「界」(kingdom)としていた。

この三ドメイン説は、その「界」(kingdom)の上に「域」ないし「超界」(domain)という分類を置く考え方である。今の所、ドメインに対応する訳語は未確定であるため、カタカナでドメインと呼ばれる。

ドメインという分類が確立して以降、「○界説」という界で区切る分類法は瓦解し、ドメインの直下に様々な分類を直接置くような分類法が成立して今に至っている。

特徴
三ドメイン

三ドメイン説における三つのドメインは次の通り。

エオサイト説

三ドメイン説は、原核生物/真核生物で分ける二帝説や、界で分ける二界説五界説六界説などを過去のものとした。

そして現在、真核生物は古細菌から進化したとする有力な仮説が提唱されている。古細菌は大きくユーリ古細菌(Euryarchaeota)とクレン古細菌(Crenarchaeota)とに分類されるが、古細菌のうちクレン古細菌と真核生物にある共通の遺伝子挿入が認められたとして、これを無理なく説明するにはまずユーリ古細菌が分岐し、次にクレン古細菌と真核生物の共通祖先からそれぞれが分岐したと説明するのが自然だとする仮説が提唱された。これがエオサイト説の始まりである。

現在ではクレン古細菌と真核生物はやや遠いとする研究結果が多く、また様々な系統樹が提唱され否定されながらも、いずれにせよ真核生物は古細菌から分岐したとする有力な仮説が多数提唱され続けていて、この仮説に基づけば、3つのドメインに分けるのではなく、「細菌」と「真核生物+古細菌」の二つに分ける方が適切ということになる。

三ドメイン説が過去の分類を葬ったように、いずれは三ドメイン説も新しい分類に葬られることになるのだろうと思われる。

近年の分類

近年はDNA研究も進んでおり、五界説や六界説といったものは完全に過去の存在となり、三ドメイン以下、細分類するような研究が進められている。このため、動物と菌は同じグループ下に収まる、といった研究成果が出ている。

そのような真核生物の分類は、次のようになる。なお、これは研究中の説の一部を表にしたもので、研究が進むごとに変化すると見込まれるものである。

(界)など()で分類階層を書いているものは、和名では…界などと呼ばれないが、実質的にその階層にあるものを意味する。

リンク
用語の所属
生物
関連する用語
六界説
五界説

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