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リコペン
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA)
読み:リコペン
外語:lycopene
品詞:名詞

トマトなどに含まれる赤いカロテノイド色素。カロテン系。リコピンとも呼ばれる。CAS・IUPACともに化学名は "ψ,ψ-カロテン"。

分子式C40H56。CAS番号502-65-8。

リコペン
リコペン

同じカロテノイドであるβ-カロテンのように体内でビタミンAに変わることはないため栄養学での研究が遅れたが、β-カロテンの倍の抗酸化作用があり、同じくトマトに含まれる枸櫞酸ビタミンCと共にガンや動脈硬化などを防ぐといわれている。

リコペンは熱にも強く、加熱調理しても損なわれることはない。むしろ加熱すると細胞から離れ吸収されやすくなり、また脂溶性であるリコペンは油によって吸収率が高まる。

トマト以外にも、西瓜、赤いグレープフルーツなどにも含まれている。

リンク
物質の特徴
カロテノイド
ポリエン
カロテン
関連する物質
枸櫞酸
ビタミンA
ビタミンC

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