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接地線
辞書:科学用語の基礎知識 電気工事編 (NPOWC)
読み:せっちせん
品詞:名詞

電気機器から、コンセントなどの接地極/接地端子分電盤にあるアース端子などを経て、地面に埋められる接地極用接地棒までを結ぶ線。アース線。

目次
概要

万が一地絡(漏電)が発生した場合、その電流を地面へと流し、感電事故を防止するための配線である。通常は緑色のIV線で配線される。

漏電が発生したことを検知できる漏電遮断器分電盤に付いていれば、それを速やかに検知して電気を遮断することで漏電事故・感電事故を防ぐことができる。

特徴
太さ

電気工事で接地線を施設する場合、接地線に使用するIVの太さは一般に内線規程に従う。

断面積〔mm2〕=0.052×定格電流〔A〕

従って例えば20Aなら1mm2以上なので1.25sqを使い、250Aなら13mm2以上なので14sqを使えば良いことが分かる。

太さに上限はない

太さについては下限のみ定義されていて上限はないので、計算結果より太い線であれば幾ら太いものを使っても法的には問題はない。

ただ、0.052×ATで安全性に問題が出たという話はこれまでに存在しないので、安全が目的であれば無駄に太い線を使う理由もメリットもなく、また太すぎる線は取り回しが困難な上に盤の端子にせよ埋込連用接地端子などの差し込み穴にせよ入らないので、常識の範囲内で線の太さを選ぶ必要がある。

リンク
関連する用語
接地 (配線)

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