CaII (電離) |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY) |
読み:カルシウム-トゥー |
外語:CaII |
品詞:名詞 |
1階電離カルシウム(1個の電子が剥ぎ取られたカルシウム(Ca)原子)のこと。すなわちカルシウムイオン「Ca+」である。天文学や分光学(スペクトル観測)などにおいて用いられる。
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概要 |
スペクトル型でM型(3,000〜4,000K)の低温星では、カルシウムは電離せず中性カルシウム原子(CaI)の状態である。
星の温度がおよそ5000Kを超えると、1階電離カルシウム「Ca+」の状態となり、これをCaIIという。
更に温度が上がると、2階電離カルシウム「Ca2+」になりCaIIIと呼ばれ、更に3階電離カルシウム「Ca3+」になるとCaIVと呼ばれる。以降も同様である。
特徴 |
フラウンホーファーによって、CaIIの吸収線にはH線、K線という名前が付いている。
リンク |
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