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NGC 6240
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体名編 (USTLN)
読み:えぬじーしーろくにーよんぜろ
外語:NGC 6240
品詞:固有名詞

へびつかい座方向およそ3億5000万光年先にある超高光度赤外線銀河(ULIRG)であり、スターバースト銀河。三つの銀河が合体してできた。

目次
情報
基本情報
物理的情報
観測情報
主なカタログ番号
特徴
合体銀河

この銀河は、三つの銀河が融合してできた銀河である。

まず二つの銀河が合体し、互いの銀河核が融合しかかった頃にもう一つの銀河と合体した。こうした合体のため、二つの銀河核を持っており、全体的に分散した構造をしていて、さしわたし30万光年ほどの幅がある。

銀河の合体には長い時間が掛かるが、1000万年以上後には銀河核のブラックホールは互いに合体して一つの銀河核になると考えられている。

銀河核

現存する二つの銀河核それぞれから強い硬X線が放出されており、いずれもが活動銀河核であることを意味している。

またスターバースト銀河であり多数の恒星が作られているが、この二つの銀河核の重力などで銀河内の分子ガスが集まるため恒星が作られやすい環境になっているためと予想される。

中心ブラックホール

合体した三つの銀河の銀河核には、それぞれに超大質量ブラックホールが存在していた。

現在、二つ残っている銀河核の中心部にブラックホールはあり、互いに3000光年ほど離れたブラックホール連星となっている。そして、うち片方は650光年ほど離れた二つの超大質量ブラックホールからなるブラックホール連星である。このため、計3個の超大質量ブラックホールによる多重連星系が形成されている。

しかも三つとも太陽の9000万倍以上の質量を持っているという。

リンク
関連するリンク
NGC 6240 -- Seyfert 2 Galaxy @ SIMBAD
用語の所属
銀河
スターバースト銀河

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