BD Bridge |
辞書:電算用語の基礎知識 技術ディスク・応用編 (TTDISKA) |
読み:ビーディーブリッジ |
外語:BD Bridge |
品詞:固有名詞 |
Blu-ray Discの合法的なリッピング(コピー)を実現するための規格の仮称。4Kに対応する4K Blu-rayへの採用が予定されている。
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概要 |
Blu-ray Discの規格策定を行なうBlu-ray Disc Associationなどで検討されている。
映画会社を中心に、リッピング不可のBlu-ray Discは規制が厳しすぎるため緩和したいとの意向があり、家電メーカーも賛同しているため、将来的に導入される見込みである。
ただしコピーは無制限ではなく、現状のDRMの範囲内で制限を少し緩めることが目的となっており、ライツロッカー(著作権管理サーバー)を参照して一定回数以下に回数制限を実施すること、コピー先機器はDRMに対応していること、などが想定されている。
特徴 |
機能 |
BD Bridge対応機器を用いると、既に発売された全てのBlu-ray Discも含めてリッピングが可能で、市販ソフトの映像はハードディスクドライブ、フラッシュメモリー、情報端末などへとコピーすることができる。
保存されるファイル形式は、仮称SFF(Standard File Format)と呼ばれ、汎用的なフォーマットとする計画。ここからの再複製の保護(孫コピーを防止)をするため、SFFは暗号化されDRMとして保護される。
DRMの手法 |
試案では二つの候補があるとされる。
SCSA(Secure Content Storage Association)によるもの。
セキュリティに対応する専用のHDD等に記録し、コンテンツはハードウェアに保存された鍵で保護する。ワーナー、20世紀フォックス、SanDisk、Western Digitalが推進。
メモリーコントローラ内に暗号化処理と秘密鍵を埋め込むことでコンテンツ保護を行なう。
USBケーブルのコネクター内に入れることも可能で、一般的な市販のHDD、USBメモリー、メモリーカード等が利用できる。
課題 |
メカニズム上、ライツロッカーへのアクセスが必要となるが、ライツロッカーを誰がどう管理するのか、という課題がある。
リンク |
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